青汁には1日の摂取上限ってあるの?

健康な体作りには大いに役に立つ青汁。
健康に悪いものは過剰摂取が良くないのは当たり前ですが、健康に良いものはどうでしょうか。
青汁であれば、これといって過剰摂取による健康被害は生じにくいので、摂取上限はありません。
しかし、100%安全というわけでもないのです。

先述の通り、青汁には「このラインを超えたら危険!」というような、体を守るための摂取上限といったものは存在しません。
確かに、青汁に多く含まれている栄養素には1日の摂取量の上限があります。
その上限を超えてしまうと、ビタミンAであれば手足や頭の痛み、脱毛、倦怠感といったか上昇が起こります。
さらにビタミンCであれば下痢、ビタミンDであれば食欲不振や嘔吐、ビタミンEであれば肝障害や骨粗しょう症というように、様々な症状の発症リスクが高まります。

これだけ見ると、おそらく多くの人が危機感を感じたり、かえって青汁を敬遠しがちになったりしかねません。

実のところは、先述のような上限が提唱されている栄養素は、青汁に含まれている量と上限の量を比較すると、その差はなんと数十~数百倍の違い。
青汁に含まれている栄養素は、それぞれ上限が違えど明らかに上限よりも少なくなっています。
むしろ、栄養素の摂取上限を達するレベルまで青汁を飲むのであれば、コップの大きさにもよりますが、先述の含有量とそれに対する上限から逆算すると数十~数百杯という、どう考えても摂取が不可能な量を飲む必要があります。
つまり、1日3回食前や食後に飲むといった一般的な飲み方では、到底達することはないといえます。

しかし、「じゃあ多めに飲んでも完全に安心だな」というわけではありません。
食物繊維も青汁には豊富に含まれていますが、食物繊維は青汁を多めに飲んでしまえば比較的早く下痢や腹痛が起こりやすい性質を持っています。
この理由から、ビタミン類の過剰摂取での症状が基本的に起こりえない、ということのみで安心して飲みすぎるのは危険なのです。
製品ごとの目安量を守るのが、何より安全というわけです。

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